So-net無料ブログ作成

2011/7/10 ぽってんじゃ [雑談]

盛り沢山の1日は7時から始まった。
昨晩ホテルに戻った頃にはヘトヘトだったが、起床時間はある程度習慣づいてしまっているので、遅くまで眠り続けることは出来なかった。

身支度をし、ホテルを出たのは8時。
昨晩から何も食べていないので、お腹はぺこぺこだ。今日は予定が盛り沢山なので、朝ご飯を食べる食堂は選り好みせずに入ろう。
ホテルを出て直ぐ、バードガーデンの近くに食堂があったのでそこに入店。

食堂には、愛鳥家のおじさんが沢山いた。
なぜ愛鳥家と分かるかと言うと、食堂の天井に、鳥の入った鳥かごが沢山吊るされているからだ。
現在の香港では前述の通り、鳥を連れて飲食店に入ることはNGなのだが、ここはバードガーデンに近い立地のせいか黙認状態。
天井を彩る鳥かごは色も形も大きさも様々で、見ているだけでうっとりしてしまう。
壁には広東語のメニューが貼られている。広東語の食べ物の名前は多少理解出来るのだが、このお店のはイマイチ分からない。雰囲気的に洋食っぽい感じはするのだけれど。
まぁ、何が出て来ても食べられる自信はあるので、何種類かある朝メニューの内の1つを注文した。

店内は庶民的な作りだが、小鳥のさえずりがBGMとなり、ゆったりとした朝の始まりを感じることが出来る。
程なくして料理が運ばれた。出て来たのは、サンドイッチ・目玉焼き・マカロニ・コーヒー・・・と香港で言うところの庶民の朝食。
香港の人が食べる洋食は非常に独特だとは聞いていたのだが、確かにユニークなものであった。サンドイッチにはマーガリンがたっぷりぬられているし、マカロニは中華風のスープに浸かっているし、コーヒーは粉の味がするしと、不思議な味わい。

日本人には不思議な、香港のモーニング
P1010058.JPG
P1010059.JPG


***

9時前にはバードガーデンの中を歩いていた。
旅行の目的のひとつが「中国風の鳥かごを買う」というものだったので、初日に続き再訪したのだ。金曜日に見た時には150HKDくらいの手頃なものもあったので、そういったものから探そうか。

ふらふらと見て回ったが、どのお店でも大抵鳥かごは売っているようだ。
しかしながら、各店に少しずつかごが置いてあるので比べづらく、かご毎の違いが今ひとつ分からない。更に言うと、おじさんがやっているお店は「女子供が何しに来た」という空気を何となく感じてしまう。
うーん、どのお店で買えば良いのだろう。

ちょっと悩んでいたら、バードガーデンの端っこに、かごばかりが並んだお店を見つけた。
このお店はかごの専門店のようで、店内には所狭しとかごがかけられている。
何よりここのお店はセンスが良い。他のお店にはあまり無かった、若い女性が好みそうなデザインのもの、高級感のあるものもディスプレイされている。
少し気になって眺めていたら、お店のマダムが英語で話しかけてきた。年代からするとかなり綺麗な英語なので、この人なら色々相談にのって貰えそう。

めぼしいかごを見つけたので、いくつか値段を聞いてみる。
「これは650HKD」「800HKD」「750HKD」
高級感のあるかごは、600HKD以上するのが普通のようだ。それまで見たお店に比べると良いお値段である。
私の思っていることが分かったのか、マダムが説明を始める。
「安いかごは、竹で出来ているのよ。これは木で出来ているから、高いの。」
また、どの木を使うかでも値段に差が出るようだ。
サイズが大きくて細かい彫り物がしてある、見るからに高そうなかごには1,300HKDもの値がついていた。「それは紫檀で出来ているから」

マダムは流石にプロで、私がうろうろしていたのを見ただけで好みが分かったようだ。お店の在庫の中から、予算に合ったかごを次々と探して出して来てくれる。
いくつかピックアップしてくれたものの中に、中国風の屋根が付いた黒っぽい色味のものがあった。オーソドックスなデザインではないが中国らしい形で、洋風な部屋にも溶け込みそう。値札を見ると、750HKDと書いてある。
「それは職人が彫っているから良いものよ」とマダムの説明が入る。「この留金を外せば、台も簡単に外れるし、横の扉から鳥が出入り出来るわ」当たり前だが、鳥が飼えるようにしっかり出来ているのだ。
しげしげと眺めると、屋根には龍のモチーフもさりげなく彫りこまれている。見れば見るほど、曲線のラインも美しい。完全に気に入ってしまった。
このかごにしよう。

母に「このかごを買おうと思うんだけど・・・」と話したところ、「任せなさい」の一言。
ここから母の値引き交渉が始まる。早速、「このかご、お安くならないかしら?」とたずねると「700HKDなら」とマダム。
母は「もう少し安くならない?」と続けるが、マダムも「これは結構良いもので出来ているからちょっと・・・木で出来ているし、職人が彫っているし、かごに付属している絵皿も印刷じゃなくて手書きだから」と譲らない。
「絵柄が印刷されたお皿は20HKD、手書きのお皿は40HKD、仕入れでかかっているわ。もし、お皿を印刷のものにしても良いのなら、もう少し安く出来るけど・・・」
マダムが印刷の絵皿と、手書きの絵皿を並べてくれたので見比べてみたが、差は一目瞭然。手書きの方がかごに良く合う。
「手書きのお皿で、650HKD。友達にもこのお店を紹介するから」母が粘る。マダムも折れて「モーニングサービスで670HKD、これ以上は無理だわ」
交渉成立。「どうもありがとう」とお礼を言って、ほくほく顔で宿へと戻るのであった。

バードガーデンでは、愛鳥家のおじさんの鳥が一堂に会す
P1010065.JPG
P1010066.JPG
鳥の飼育に必要なものは全て揃っています
P1010064.JPG
私がかごを買ったお店には、センスの良い鳥かごがいっぱい
P1010061.JPG
どれもこれも欲しくなってしまう
P1010062.JPG
在庫の数がとんでもないので、お気に入りが必ず見つかります
P1010063.JPG
ごひいきのほどを


***

ホテルの出窓にかごをちょこんと置き、再び大通りに出たのは10時。
次の目的地であるジェード・マーケット(玉器市場)に移動する為MTRに乗り込んだのは良いが、目的地の最寄駅がよく分からず、降りる駅が二転三転。
お蔭で、降車駅のインフォメーションセンターで切符を清算する羽目に。少ない英語の語彙で、よくもまぁ乗り切れたものだと自分でも感心してしまう。

佐敦駅を降り、暫く歩くと翡翠などを扱う高級宝石店がやたら目につくようになる。
今日は日曜日ということもあり宝石店は閉まっているが、その先に向かい合った2つのバラックがある。ジェード・マーケットだ。
バラックの中には宝石を扱う屋台が密集していて、客に売り子が引っ切り無しに声をかけている。買い物に来ている人は、観光客だけでなく、地元の人も多い。
どちらで買おうかと冷やかしながら歩いていたが、どこも似たような品揃えである。屋台のおばちゃんパワーには敵いそうもないので、若いお姉さんが店番をしている屋台で品定めをすることにしよう。

お店の前で立ち止まると、商売上手なお姉さんが近づいてくる。
「翡翠のブレスレットを探しているんだけど」と話しかけると、台に山と積まれたアクセサリーの中から、お姉さんがピックアップしてくれる。
見せてくれたものは、玉の大きさや色がそれぞれ異なる。翡翠にも色合いが様々にあるのだ。
好みが合うものを伝えると、またお姉さんは在庫の山を探ってくれる。同じ作りのものの中から、好きなものを選んでくれと言う。
濃い緑のものと、白や赤が混ざったものを買うことにした。

ブレスレットがひと段落ついたところで、お姉さんが干支と西暦の換算表を出して来た。「あなたは何年生まれだ?」と言う。私の干支を知りたいようだ。
迷わず豚を指差す。
そうかそうかと、お姉さんが翡翠で出来た豚のストラップを持って来た。観光ガイドにも紹介されている干支の携帯ストラップを売りたいらしい。
元々買うつもりであったので「何個か比べてみたいんだけれども」と答えたが、お姉さんのお店には豚ストラップの在庫があまり無い様子。どうするのかと思っていたら「ちょっと待ってて」と言って、お姉さんが隣りの屋台に移動した。・・・ら、隣りの屋台の在庫を握りしめ、私のもとへ戻ってくるではないか。
「この中から選んで!」とお姉さん。在庫が流動的過ぎる。
ありがたく豚のストラップを見比べると、少しずつ姿かたちが微妙に違う。気に入ったものをひとつ選び、買うことに決めた。

ブレスレット2つとストラップで、私の買い物は終わりだ。
お会計をと思ったが、鼻の利くお姉さんは母に商品を勧め始めていた。
「え~、買うものなんて無いわよ~」と言っていた母だが、お姉さんの再三の売り込みに心がぐらついたようだ。虎目石のネックレスと、翡翠のネックレス、2つを選んでいた。

ジェイド・マーケットの売り子はみな電卓を持っていて、値段交渉の際にそれを使う。我々が買った屋台のお姉さんも勿論持っていた。
最初に店側が希望金額を電卓に打ち込み、客が渋ると、「いくらなら買う?」と電卓を渡されるのだ。何度か電卓を行ったり来たりさせて、着地点を決める。
結局「キリが良いので500HKDで」というこちらの主張を受け入れて貰い、ほどほどに安く買うことが出来た。目利きでない以上、こういう屋台では高いものには手を出さず、手頃な値段のものをまとめて買う方が健全であろう。


***

香港のMTRは、なかなか面白い。
主要駅の中は日本がエキナカと騒ぎ出す前から、コンビニ・軽食・食品店などの店舗が軒を連ねていた。健康茶を飲んだり、ホテルで飲む水を買ったりと、結構重宝する。
運賃の支払いは電子マネーも普及しているが、まだまだ切符派も多い。券売機で切符を買うには、画面に映った路線図の中から目的地を選ぶ必要があるので、最初はちょっと戸惑う。指定の金額を入れるとテレホンカードによく似た形の切符が出てくるので、それを手に改札へ。
改札は遊園地の入場ゲート方式で、バーを押して回転させることで通り抜けられるように出来ている。通勤ラッシュや休日の混雑が激しい香港において、あまりにも効率が悪い。
ホームで電車を待ち、乗り込む。街中の路線は結構混んでいるが、座席が空いている場合もあるので、そういう時は座ってみる。椅子が金属製なので、お尻をつけると最初はヒヤリと冷たい。私は気にならないのだが、母のような背中に古傷のある中高年にはしんどいものらしい。
出る時の改札もやはり遊園地方式で、潜り抜けたタイミングで切符は回収される。回収した後で消毒を行っているのかどうかは分からないが、切符は再利用され、また別のお客さんの手に渡るのだ。

佐敦駅からMTRに乗った我々は海底トンネルを抜け、金鐘駅で降りた。母ご所望のランチの為だ。
駅を出て直ぐのビルにある名都酒楼は、今では珍しいワゴンスタイルの飲茶が頂けるお店だ。
味はこなれていて、店内は清潔、働いている人の愛想も良く、値段もそこまで高くない。しかもマネージャークラスは英語が堪能とくるので、白人連れの中国人や、白人のファミリーもお客さんに多い。

時計は12時過ぎ。
1,000人以上収容出来るとも聞くフロアが、休日の昼時ともなると満員である。
迷子になりそうなくらい人でいっぱいの店内を、フロアマネージャーに誘導してもらい着席。最初にお茶を注文すると、大きいポットになみなみと注がれたプーアル茶がやってきた。
熱いお茶を一杯飲み周りを見渡すと、ワゴンがあちこちを回っているのが見える。

美味しい飲茶は数あれど、ワゴンスタイルの飲茶は断然盛り上がる。
ワゴンに入った点心の名前を言いながら、おばさんがテーブルの合間をすり抜けていく様は、それだけで面白い。焼売ワゴン、饅頭ワゴン、腸粉ワゴン、お粥ワゴン、デザートワゴン・・・おばさん達はそれぞれ運んでいる点心が違うので、気になるワゴンが通り過ぎたら、合図をして止まってもらう。止まるとおばさんは、蒸篭の蓋をあけて点心を見せてくれるので、気に入ったものがあったら注文する。
テーブルに点心を乗っけるのと引き換えに、卓上の伝票におばさんは印を押す。この印が会計の際に使われるのだ。

念願の飲茶ということと、朝から買い物三昧してエネルギーを使ったことが影響してか、火がついたように注文。おばさん達も愛想が良いので、どんどん食べたくなってしまう。
満足するまで食べてお会計、という頃には、なんと14時を越えていたのであった。

チャーシュー入りの腸粉はプルップル
P1010068.JPG
チャーシューパイは衣と甘辛いお肉の相性が抜群
P1010069.JPG
母絶賛のお菓子、シュークリームの皮を揚げてお砂糖をまぶしたような感じでした
P1010070.JPG
おつまみに良い鳥の足
P1010071.JPG
木の実入りの餃子、これはグレード高いです
P1010072.JPG
高級な具材たっぷりのスープ餃子
P1010076.JPG
飲茶の定番、チャーシューパオ
P1010078.JPG
揚げパンを包んだ腸粉は噛み応えがユニーク
P1010080.JPG
デザートはショーケースからも注文出来ました
P1010079.JPG
炭酸ジュースの味がするゼリー、子供と子供並みの筆者には嬉しい傘付き!
P1010077.JPG
〆はマンゴープリン
P1010081.JPG


***

14時半、MTRの上環駅に着く。ここからは暫し、街歩きの時間だ。

10分ほどで、骨董品を売る屋台が密集しているキャット・ストリートに。
がらくた市の様相もあるが、センスの良いものも多いので、欧米人も多く訪れている。食器、古い写真、小物入れ、時計、置物、宝石。時間をかけて歩けば、お気に入りのもの・掘り出しものに出会えること請け合いだ。
蝶番ばかり集めたお店もあり、気に入ったものもあったのだが、飾る場所が無かったので断念。家を出たらこういうものを買うことにしよう・・・。

西洋人にはたまらないキャット・ストリート
P1010082.JPG

キャット・ストリートを出ると直ぐにハリウッド・ロードだ。
こちらは、やや高級な骨董品を扱うお店が多い。家具や壺など、シノアなデザインのものも多いので目の保養になる。
特に目を引いたのは、巨大な象牙を丸々1本使った彫刻をディスプレイしていたお店。
撮影禁止とのことで写真は撮れなかったが、丁寧な細工とそのスケールに圧倒される。買おうと思ったら相当な金額になるであろう。しかし、買えたところで国外に持ち出せるものなのだろうか?中国のお金持ち向けか?

先ほどから欧米人の観光客をやたら見かけると思ったら、ハリウッド・ロードの途中で欧米人向けツアーバスが停車していた。こういったものに乗って旅行するのも、目線が変わって楽しそうだ。
地図を片手に路地を進むと、石畳の坂道が見える。ポッティンジャー・ストリートだ。
レトロな石畳に屋台や店舗がひしめいていて、欧米人の集まるお洒落なパブもあれば、女人街のような生活雑貨を売る屋台もある。
フィリピンの方やOLさんが吸い寄せられるように入っていったお店を覗けば、数十HKDで買える若者向けの服でいっぱいだ。母は、50HKDのベルトを1本購入し、嬉しそう。

味のある道、ポッティンジャーストリートは映画「インファナル・アフェア3」のロケ地としても有名
P1010083.JPG
レッドクリフで男を上げたトニー・レオンさんが、こちらを歩いていました

香港経済の中心地である中環に近づいていることもあり、行き交う人が増えてきた。
気になるのは時折見かける、細長いガラスコップを首からかけている人々。コップの中にはビールが入っているようで、みな酔っぱらっている。
西洋風のナイトスポットがある、蘭桂坊の近くを通った時に合点した。蘭桂坊で、大々的にビアフェスタが開催されていたのだ。
時刻は16時。ビールの売り子をかき分け、路地裏のカフェで休憩をすることに。土地柄か英語は問題無く通じ、スムージーを1杯ずつ注文。静かな店内で疲れを癒す。

カフェを出てからは、奇華餅家でお土産タイムとした。
月餅や嫁喜禮餅をたくさん買う。「お土産用にギフトボックスはある?」と聞いたら、「2個入りまでなら紙の箱があるけど、それ以上は缶になる」と現物を見せてくれた。友達に渡すのなら紙の箱でも良さそうだが、ご家庭で食べて頂く分になると缶入りが良いかなぁ。
「缶は幾らかかるの?」と確認すると、意外にも「タダですよ」という答え。お店の名前が入った中華模様の立派な缶なのだが、これが無料とは。アミューズメントパークにありがちな、版権料で価格が高騰しているお土産にも見習って頂きたい。
気分を良くした母は帰りがけ店員さんに「奇華餅家は日本にもあるのよ?え?あなたたち知らないの?」と話しかけていた。日本の店舗は結構前に撤退したんだけれど・・・。


***


暑さもほんの少しだけ和らいできた17時。
そろそろ半島側に戻ろうと、中環のフェリーターミナルに向かう。

日曜の中環は買い物をしにやってくる香港人も多く賑やかだが、それを凌ぐインパクトがあるのは、フィリピン人の女性達だ。
香港は共働きの家庭が多く、ある程度の収入がある家庭では、家事や子守りの為にメイドを雇うのが普通である。
そこで使われるのが、出稼ぎのフィリピン人女性。彼女たちは英語が話せるので、ご主人様たちとも言葉が通じるからだ。今日では大陸から来たメイドもいるようだが、香港人と田舎から来た中国人では、同じ中国でも言葉が通じないこともある。なので、フィリピン人メイドは今でも重宝されている。
普段はご主人様の家で働いている彼女たちだが、日曜日ともなると中環に集まり、友達同士おしゃべりしたり、持ち合った食べ物をつまんだりと束の間の休日を楽しむのだ。オフィスビルの集まる広場、屋根のあるビルの下、ビルとビルを結ぶ通路、そういったところに集団で固まっている。
仕事の愚痴、遠くで暮らす家族のこと、故郷のこと。話すことは尽きないのだろう。1日中友達と話し続けて、夜が近づくとまた、ご主人様の家に帰っていく。帰路につく彼女たちを見ると、いつも一抹の悲しみを覚える。
彼女たちのように、故郷に自分の子供や家族を残し外国で働き続けるなんて、自分には到底出来そうもない。タフだなぁ、という言葉では片づけられないものを感じる。

フィリピンの方々がたむろするビルを抜け、フェリーターミナルが見える。
久しぶりのフェリーターミナルは、整備がされ、普通の観光地のようなこざっぱりしたものになっていた。対岸には、九龍半島が見える。

香港は、観光の中心地・尖沙咀がある九龍半島と、経済の中心・中環がある香港島が特に有名である。
半島と島は海底トンネルでつながっており、昼間の我々のようにMTRを使って移動も出来るのだが、古くは船でしか行き来出来なかった。今でも庶民の足として活躍しているスターフェリーは、日に何十回・何百回と島と半島を行き来している船である。
値段もMTRに比べ安く、景色も良いものだから、私は大好きだ。子供の頃、隣り合わせた中国人のおじさんに手相を褒められたことも懐かしく思い出される。

改札口に直接小銭を入れ、1等船室に乗船。と言っても、値段は3HKDほど。
あいにく雲が多かったが、それでも景色は堪能出来た。昼間の清々しい景色も爽快だが、夜景に彩られたビル群を海上から眺めるのもまた良い。
香港の夜景は、遠くから見れば水と山とビルの共演でメリハリがきいているし、トラムの2階から街中を覗くと極彩色の看板が生き生きと輝いている。東京の夜景は当然ながら、ニューヨークの夜景をも凌ぐ魅力がある。
このフェリーは、香港の景色同様、いつだって退屈しない。

綺麗になっていた中環のフェリーターミナル
P1010085.JPG
フェリーから眺めるこの景観は、曇りであっても素晴らしい
P1010086.JPG
座席には星のマークが
P1010087.JPG


***

船は何事もなく尖沙咀に接岸した。
降りて直ぐのところに、中藝がある筈なので先ずはそちらへと向かうが、直ぐに見つからない。中藝は裕華と並ぶ中華系デパートで、ちょっとしたお土産を買うのに良い場所・・・なのだが、新しいビルや改装中の建物があり、どれがそれだか分からない。
ようやく看板を見つけたが、気さくな百貨店ではなく、お金持ちの為に工芸品を売るようなツーンとしたお店になってしまっていた。入り口のショーケースにはハリウッド・ロードで見かけた象牙が置いてあり、貧乏人お断り感をこれでもかと出している。
先ほど見かけた象牙は、お幾らくらいするものなのかと見てみたところ「マンモスの牙」と説明書きがある。「あ~あ、象牙じゃなくでマンモスの牙だから、国外持ち出しとか出来るのね?!」・・・って、マンモスの牙もかなり貴重だと思う。しかし香港には、何本マンモスの牙があるんだか。

外も高いが中も高い。ずっしり重そうな食器、妥協の一切感じられない彫刻、シノワな服、使うのも躊躇われるような書道グッズと、右を見ても左を見ても高級品だらけ。
手の届きそうなものがあまりなかったのだが、上海灘で売っていそうな化粧ポーチが可愛かったので、そちらを購入。なかなかのお値段でしたが、丈夫そうなので良しとしよう。

中藝のやたら大きい紙袋を手にしながら、海港城(ハーバーシティ)なるショッピングセンターを通り過ぎる。
この辺りは欧米のブランド店がひしめいていて、大陸からの観光客が入店待ちで行列している。いつ見ても彼らはバブリーである。いずれ彼らのバブルも終わり、昨今の日本人のように単なる高級志向ではない買い物をするようになるのだろうか。

そちらを越えると、日本でも有名な糖朝というレストランが見えて来る。
私の大大大好きなジャッキー・チェン様も訪れる行列必至の人気店であるが、運良くすんなり席に案内された。店内は満席で、大繁盛い。
今回は、デザート2品と麺を1品注文した。
糖朝の名に恥じず、デザートは高くても美味しい。マンゴープリン、おしるこ、豆腐花の類は特にお気に入り。しかし麺は、味や盛り付けに品があるものの、高い・少ない・ぬるいとやや微妙であった。
店員は忙しく愛想も無いので、デザートを楽しむ為だけに行けば良いのであろう。日本の支店よりも安く食べられるので、何だかんだ言っても気に入っている。

糖朝のくるみ汁粉
P1010091.JPG
マンゴープリンは鉄板です
P1010089.JPG

尖沙咀からMTRに乗って、ホテルに着いたのは20時。
着替えてから、ホテルに隣接したセンスの良いショッピングセンターをぶらつき、空腹感に任せフードコートの美味しくもないラーメンを食べたら22時。
3日分の疲労を感じながら、0時前に母とのおしゃべりをやめた。

びっくりするくらい美味しくないラーメン
P1010092.JPG
ある意味奇跡の一杯、勝手にセットで付いてくる豆乳は何故か美味しい
nice!(0)  コメント(3) 

nice! 0

コメント 3

シンジュクク

ふわあ~ホントてんこ盛りだったんですねー。
とっても楽しく拝見させて頂きましたが、
これだけの内容・写真をまとめるのは大変
だったでしょー。
さすがお上手ですねー。

今度はどこを旅されるのかしらー?
楽しみでっす♪
by シンジュクク (2011-11-04 09:22) 

caloriena

もしやrosoさんが行ってたのは香港じゃなくて
ベラルーシというところでは?
http://www.eto12.com/junishi03.html
by caloriena (2011-11-04 12:34) 

roso

>シンジュククさん
長いものを読んで下さり、どうもありがとうございます。
9月10月がバタバタしており、大分遅くなってしまいました。
実はあと、1日残っているのですが・・・。


>caloさん
おお。こんなサイトもあったのですね~。
私の認識だと↓にも書いてある通り、中国では猪が豚のようなのです。ハンコ屋さんとかでも、豚の印鑑があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B2%E6%94%AF

豚も猪も、赤ちゃんの時は可愛いですよね。。。
by roso (2011-11-05 09:57) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。